【実は逆効果？】“忘れようとするほど辛くなる”恋心の正体

「もう忘れたい」「前に進みたい」そう思っているのに、ふとした瞬間に思い出してしまう。好きな人のことが頭から離れない。

そんな恋の未練に苦しんでいるあなたへ、今回は心理学の視点から“忘れられない恋”との向き合い方をお伝えします。

忘れられないのは、自然なこと

まず最初に伝えたいのは、「好きな人を忘れられない」のは異常でもダメなことでもないということ。

脳には“報酬系”という仕組みがあって、恋愛はこの報酬系を強く刺激する体験。特に片思いや叶わなかった恋は、「もっと欲しい」と思うほどに強く記憶に残ります。

これは、あなたの心が一生懸命“愛し方”を覚えた証でもあるんです。

心理的に効果的な３つの対処法

① 思い出を「意味づけ」する

「なんであの人じゃなきゃダメだったんだろう？」と、自分なりに整理して言語化してみること。

それは寂しさを埋めたかったのか、自分の価値を確かめたかったのか、それとも心から尊敬できる人だったのか。

理由が明確になると、感情の嵐が少しずつ収まってきます。

② “思い出す時間”をコントロールする

一日中ずっと考えてしまうのが辛いなら、あえて「10分だけ思い出す時間」を決めてみてください。

「考えちゃダメ」より「考える時間を決める」ほうが、脳は安心して手放す準備ができるんです。

③ 自分の未来に集中する

忘れようとすればするほど、「忘れたい＝まだ好き」という構図が強化されてしまいます。

だからこそ大切なのは、“自分の未来”に意識を向けること。

✔ どんな恋がしたい？
✔ どんな人と一緒にいたい？
✔ そのために、今の自分にできることは？

未来を具体的に描くことが、心の再スタートを助けてくれます。

最後に

恋を忘れるのって、本当にしんどい。でも、忘れられない恋があったからこそ、あなたの心は深くなり、人を大切にできるようになる。

「忘れなきゃ」と急がずに、少しずつ「前に進みたいな」でいい。

大丈夫、あなたの気持ちはちゃんと、未来につながっています。