【勘違い注意】彼が本音を話さないのは愛がないからじゃない

本音を話してくれない彼に、モヤモヤしていませんか？

恋愛でよくある悩みのひとつに、「彼が本音を話してくれない」というものがあります。
こっちはもっと知りたいし、距離を縮めたいのに、彼は当たり障りない話ばかり。
何を考えているのか分からず、こっちばかり空回りしている──そんな経験、ありませんか？

でも、彼が「話さない」のは、必ずしも「話したくない」からとは限りません。
本当は、

否定されたくないだけ。

この心理を知ると、彼とのコミュニケーションはぐっとラクになります。

人は「否定されたくない」から話さない

これは男女問わず共通していることですが、人が本音を話すときに一番怖いのは、

• それ、違うよ
• なんでそんなこと考えるの？
• うわ、やばい人だ

そんな風に否定されたり、引かれたりすることです。

特に男性はプライドが強く、自分の“弱さ”や“未熟さ”を見せるのが苦手。
ちょっとでも「否定されるかも」と思ったら、途端に心を閉じてしまいます。

それだけじゃありません。男性にとって「本音を話す＝自分の素を見せる」ということは、
それだけで“自分という存在を丸ごと差し出す”ような感覚になります。
つまり、リスクが大きいのです。

だからこそ、あなたの“受け止める力”が、彼の心の扉を開く鍵になります。

否定されない安心感が、彼の心を開くカギ

じゃあ、どうすれば彼は本音を話してくれるのでしょう？
答えはとてもシンプル。

否定しないこと。

• 正そうとしない
• 導こうとしない

理解できなくてもいいから、まずは「そうなんだね」「そう思ったんだね」と、
彼の言葉をそのまま受け止めてあげましょう。

不思議なことに、人は「否定されない」とわかると、自分から話し始めます。
それはまるで、安心という土壌に種をまいたようなもの。
ゆっくりと、でも確実に芽吹いていきます。

「そんなこと考えてたんだ」「本当はそう思ってたんだね」
そうやって、彼の言葉を掬い上げていくようなコミュニケーションが大切です。

わかろうとする“姿勢”が信頼をつくる

本音をすべて理解しようとする必要はありません。
大切なのは、「わかろうとしてくれている姿勢」。

その姿勢こそが、彼にとっての“安心”になります。

たとえば彼が「最近ちょっと疲れてる」と言ったとき、
「ちゃんと寝てる？」「何かあったの？」と詰めるのではなく、
「そっか、疲れてるんだね。よく頑張ってるね」と受け止めるだけでも十分です。

「わかってくれようとしてるな」と感じた瞬間、彼の中で“心を開いても大丈夫”というサインが灯ります。

本音は、“安心”の中で生まれる

本音は、無理に聞き出すものではありません。
それは、“安心の中”で自然にあふれてくるものなんです。

彼の言葉を引き出したいときこそ、まずはあなたが心の余白を作ってあげてください。
“どう思ってもらっても大丈夫”という雰囲気を、あなた自身が先に示してあげること。

その空気が、彼にとって何よりも大きな信頼と安心になります。

まとめ

彼が話してくれないのは、冷たいからでも気持ちがないからでもなく、
ただ「傷つきたくない」だけ。

否定せずに受け止めようとするあなたの姿勢は、
彼にとってかけがえのない安心になります。

本音は、“聞き出すもの”ではなく、“安心の中で自然に出てくるもの”。

彼の言葉を、心を、丁寧に受け取っていきましょう。

その積み重ねが、ふたりの心の距離を少しずつ縮めてくれるはずです。