【重症化する前に】愛されたい症候群を手放す3ステップ

愛されたい症候群とは？

「もっと愛されたい」「大切にされたい」──恋愛をしていると、そんな気持ちが強くなることは誰にでもあります。
でも、その気持ちがどんどん大きくなって、「愛されたい」が「しんどい」に変わってしまっているとしたら。

それは、もしかすると「愛されたい症候群」かもしれません。

この症候群は、心理学的に見ても恋愛のバランスを崩しやすく、知らず知らずのうちに“求めすぎる自分”になってしまう傾向があります。
今回は、そんな「愛されたい症候群」の正体と、心が軽くなる癒し方についてお話ししていきます。

愛されたい症候群の特徴とは？

愛されたい症候群とは、常に「もっと私を見て」「私だけを愛して」「大切にして」と相手に“過剰に求めてしまう”心理傾向のことです。

誰にでも「大切にされたい」という気持ちはありますが、それが過剰になると、以下のような行動や思考パターンが現れてきます。

よくある言動・思考パターン

• 相手の返信が遅れると不安になる
• 「なんで構ってくれないの？」と拗ねてしまう
• 常に「好きって言ってほしい」と思ってしまう
• SNSでの他の女性とのやり取りに敏感になる
• 「自分ばかり好きみたい」と感じて落ち込む

こうした感情は、自分でもコントロールが難しく、「わかってるけどやめられない」状態になりがちです。

この状態が続くと、相手との関係も不安定になり、ますます“愛されたい欲求”が強くなってしまう…という悪循環に陥ってしまいます。

なぜ「愛されたい症候群」になるのか？

この症候群の背景には、幼少期の経験や過去の恋愛体験が関係していることがあります。

よくある背景体験

• 親からの愛情表現が乏しかった
• 兄弟と比べられて育った
• 過去の恋愛で裏切られた経験がある

こうした経験が、「私は愛されない存在なんだ」という無意識の思い込みを作り出します。

この思い込みがあると、「今の彼には愛されている」と感じていても、心の奥では「この幸せはいつか壊れる」「きっと離れていく」という不安が消えないのです。

だからこそ、“今この瞬間も愛されている証拠”を欲しがってしまうんですね。

愛されたい症候群を癒すためにできること

「愛されたい症候群」を乗り越えるには、“他人からの愛”を追いかけるのではなく、“自分の心”に目を向けていくことが大切です。

自分でできる癒しのステップ

① 自分に「よく頑張ってるね」と声をかける

自分で自分を認めてあげることで、愛されたい欲求が落ち着いてきます。

② 愛されたいと思った時こそ、「私はどうしたい？」を考える

相手にどうしてほしいかではなく、自分がどう在りたいかに目を向けることで、心が自立していきます。

③ 愛されていない“証拠集め”をやめる

LINEの返事が遅い、会えない日がある…そうした出来事を「愛されてない理由」と結びつけるクセをやめてみましょう。

④ 心が満たされる時間を増やす

趣味や友達との時間、ひとりの癒し時間でもOK。「愛されたい」以外のところで自分を満たしていくと、心が穏やかになります。

まとめ

「愛されたい」と思うこと自体は、何も悪いことではありません。

でも、「愛されたい」が「しんどい」に変わってしまった時こそ、自分自身にやさしく問いかけてみてください。

「本当は、どうしたいの？」

答えはいつも、自分の中にあります。

その声に耳を傾けられるようになったとき、恋愛の悩みは少しずつ軽くなっていくはずです。